書籍紹介:『事業の神様に好かれる法17カ条』
サラリーマンから経営者へ、その苦労、今だから話せる貴重な体験談。
社会に出る学生、サラリーマン、起業をめざす人、社員教育本としても是非、読んでいただきたいビジネス書。
※収益は全てカンボジアに寄贈させて頂きます。
著者 | 植木力著 |
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出版社 | 株式会社かんぽう(官報:政府刊行物) |
定価 | 1,500円(税込) |
発売日 | 2008年12月4日 |
ISBN | 978-4-904021-20-0 |
大日本スクリーン製造㈱の社内ベンチャー制度から誕生した㈱カスタネットは、「オフィスのことなら何でもおまかせ」を売りにした通販会社です。そんな会社がなぜクッキーの販売までするのかと、不思議に思われる方が少なくありませんが、私にとっては一環したビジネス戦略に基づく実践でした。企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)として非営利活動を、営利のビジネスと平行して具体化していく、という実践です。
従来型のビジネスは先ず利益追求があって、その利益に余裕があれば何らかの形で社会に還元しましょうという考え方です。だから、利益はあっても余裕がなければ社会還元はできないし、その必要もないということにもなります。企業は、経済活動によって雇用を生み出し、税金も納めているのだからそれで充分に社会貢献をしている、と言われたら確かにそうです。黒字経営を続けていくことが社会貢献になっている。私もそのことは否定しません。
はたしてそれだけでいいのだろうかという疑問が会社を興したときから私の頭にありました。だから創業一年目に大赤字を出したにもかかわらず、二年目からボランティア活動を開始しました。「そんなことは赤字会社がすることじゃない」と言われ、二年目も大赤字を計上したけれど、私は止めなかった。止めていたら、とっくに会社は潰れていたでしょう。むしろカンボジアに文房具を贈りはじめたときから、私は何か大きな手ごたえを感じ、三年目にはそれが確信に変わっていたのです。
その確信というのは、企業の営利活動と社会貢献活動(非営利活動)は決して相反するものではなく、むしろ親和性があり、車の両輪のようなものということです。(事業の神様に好かれる法17カ条のプロローグより)
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