堀田 力(ほった つとむ)
社会貢献拡大 大作戦担当
弁護士・公益財団法人さわやか福祉財団会長
「訃報」社会貢献室 顧問 堀田力 逝去のお知らせ
弊社社会貢献室 顧問(社会貢献拡大 大作戦担当)であり、
さわかや福祉財団創設者(前会長)・永世名誉パートナー 堀田力は、
2024年11月24日午前3時25分に老衰のため永眠いたしました。(享年90)
ここに故人が生前に賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
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「特別な発想?」
ボランティア活動のリーダーたちの多くは、自分たちの活動を営利活動とは峻別している。
会社の社長さんの多くは、同じように、自分たちの営利活動とボランティア活動とを峻別し、会社のCSRとは、儲かる事業をする会社が、その社会的責任として、儲からないけど社会に役立つ事業も行うことだと考えている。 ところが、植木力さんの頭は違う。
両者がごっちゃになっていて、彼は、儲けることを考えていても、それがボランティアにもなることを思い付くし、ボランティアを考えていても、それが同時に儲かることにもつながることを思い付く。そこが彼のすごいところである。 考えてみれば、営利活動もボランティア活動もその顧客(ドラッカーのいうカストマー)は、「不特定多数の人」である。両者は、動機が違う(利己心でやるか利他心でやるか)とされているが、現実には利己心と利他心を併せ持つのが人間で、だから両方の動機で活動する方がむしろ普通の状態だといってよい。
そう考えると、特別な発想の持ち主のように思われている植木力さんが、実は標準的な発想の人だということになる。しかし、まだ標準に達しない人が実に多い。 植木さんの活躍がモデルとして貴重なのは、そのためである。
(『小さな企業のCSR報告書』より)
略歴
昭和9年4月 | 京都府生れ |
---|---|
33年3月 | 京大法学部卒業 |
36年4月 | 検事任官(札幌・旭川・大津各地検に順次勤務) |
40年4月 | 大阪地検検事(41年4月 特捜部入り、大阪タクシー汚職事件摘発) |
42年8月 | 法務省刑事局付検事(財政経済事件・公害事件担当) |
47年2月 | 在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官(ウォーターゲート事件フォロー) |
51年4月 | 東京地検特捜部検事(ロッキード事件担当) |
59年11月 | 法務大臣官房人事課長(司法改革に着手) |
63年4月 | 甲府地検検事正 |
平成2年6月 | 法務大臣官房長 |
3年11月 | 退職、弁護士登録、さわやか法律事務所及びさわやか福祉推進センター(07年4月 財団法人さわやか福祉財団となり22年4月に公益財団法人化)開設 |
主な著書
「否認」「壁を破って進め」「少年魂」(講談社文庫)、「おごるな上司!」(日経ビジネス人文庫)、「心の復活」(PHP研究所)、「生きがい大国」(日本経済新聞社)、「心は上天気!」(三笠書房)、「中年よ、大志を抱け!」(PHP文庫)、「『人間力』の育て方」(集英社新書)、「挑戦!」(東京新聞出版局)
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